iMac内のFusion Driveが窮屈になってきた。
iMacにすべてのデータを格納してきたが、容量が1TBに対して使用率が7割を超えてきた。
データの保管場所の仕分けが必要になってきた。
音楽制作アプリは容量を食う。
音楽制作を行うのでDAWや関連アプリや音源用データを、あれこれインストールしているが、この音源用データの量が非常に大きい。数十GBということもある。もちろんiMacは音楽制作以外にも色々な用途で使っている。では、どうデータを仕分けていったらいいのか。そこで、外部から購入したり入手したアプリやデータ類つまり購入物をどこに置くか、自分で作成した言わば成果物をどこに置くか。この2つに仕分けようと考えた。
購入物をiMac本体に置き、成果物を外へ。
この問題は、素直に結論が出た。購入物をiMac本体に置き、成果物を外に置く。とした。
つまり、iMacは私の工場であり材料や生産設備がある。そして完成した製品は外に出て行くわけだ。
次に成果物を置く外の場所だが、その成果物は、あちこちで活用されることを前提とすればクラウドストレージを使うのが望ましい。ただしクラウドストレージも故障もありうる、またネットワークが寸断・故障もありうる。となるとやはり、クラウドストレージと外付けHDDの両方を使えるようにするのが望ましい。と考えた。
やっぱりDropbox中心がいい。
クラウドストレージでは老舗のDropboxを以前から使っており重宝していて、2年ほど前に有料にしたが、なんと1TBという余裕たっぷりとなった。もっと有効に使えないかと考えていた。Dropboxはもちろん暗号化(SSL化)は行われている。
悩ましかったのはAppleのiCloud Driveとの仕分けだが、Appleはハード・ソフト両方を相性良く開発・運用できているので、囲い込みたい情報はここで管理するのがベターであると、今のところはそう考えることにした。
Dropboxを外付けHDDへ移動するときは、要注意!
iMacの中のDropboxデータを、外付けHDDへ移動するときは、必ずiMacのDropboxのアプリケーションの設定の中で行うこと。間違っても、ドラッグ&ドロップでの直接移動は行わないこと!
より安全で汎用に
iMacの自動バックアップアプリTime Machineにより、iMac本体と外付けHDDをバックアップする。これによりDropboxの内容は3か所に保存される。
Time Machineから別の例えば新しいMacBookへ移行アシスタントでアプリのみコピーする。次にDropboxを接続する際、選択型同期を使って設定する。音楽制作の作業を外出先でサブマシーンのMacbookで行う方法については、別の記事で説明したい。
Dropboxの新サービス「Project Infinite」は先進国向けか。
先日、Dropboxから、ローカルにファイルを保存することなく、あたかもローカルにファイルが存在するかのように使えるようにする、そうしたサービスを提供するとの案内が出ていた。これは高速インターネットの安定した先進国では有用だと思えるが、その仕組みのまま、ネットの超遅い国へ持ち込むと、とんだしっぺ返しに遭遇するのではと危惧される。どんなものなんだろう。
無料とは、お試し期間のこと。
Google Driveなど無料のクラウドストレージサービスが充実してきている。この無料というのが曲者である。つまり将来、有料化されるか、有料コースに移るか、あるいは打ち切られるか、いずれかだ。無料の場合、このサービス打ち切りの際のサポートが殆どないと思った方がいい。また利用中に、スピードが遅い、エラーが多いといった苦情があるとしても、それが無料である理由と受け止めるしかない。
つまり、あまねく無料サービスとは、お試し期間、と受け止めるべきだろう。