ドルフィン ( DOLPHIN )


2022.3.12

もう1年経ってしまいました。
池江璃花子さんは、3月上旬に行われた日本代表選手選考会に出場しました。ほんの0.1秒遅れ、約30cm遅れで、2022年度の世界選手権(ブタペスト)の出場権を逃してしまいました。非常に悔しかったことと思います。でも、自分が今やるべきことは、「技術を取り戻す」こととはっきり分かっているようです。
ただ。技術を身に戻すことも簡単なことではない、焦りは禁物ですね。
読売新聞の記事

(曲の手直し)(Mar/2022)(Cubase)


2021.4.2

曲は、だいぶ手直ししました(たぶん手直しは続きます)。プラットフォームをSoundCloudからVimeoへ変更しました。

4月3日からは水泳の日本選手権があり、池江璃花子さんが泳ぐ予定です。萩野公介も派遣標準を突破できるか。注目します。



2019.12.21

曲を差し替えています。衣替え程度。曲名をDolphinからDOLPHINに変えました。(その後も少しずつ手直し中)

池江璃花子さんの退院のニュースを聞いて、嬉しくなり、曲を手直ししています。とても印象に残っているのは、池江さんのお祖母さんが、「もう水泳なんかやらなくていい。」と言った言葉。温かい家族だなとジンときました。しっかり治療、ゆっくり練習で、取り組んでもらいたいものです。

この曲は、池江さんのバタフライのストローク時間と全く同じテンポで作っています。池江さんがプールに飛び込んで泳いでいたら、場面が変わって、真っ青な大海原で、イルカと一緒に泳いでいく姿を想像して作りました。


2018.8.3

クロールより速い泳ぎ方はあるのでしょうか。

現在の説としては、ドルフィンクロールと呼ばれる泳ぎ方、つまり、足はバタフライ泳法のドルフィン風のキックで、腕はクロール。この組み合わせが最速だと言われています。ところが、非常に激しい運動量のため、100Mは維持出来ません。たぶん25Mくらいなら最速だろうとイメージできる。。もしかすると、50M自由形で挑戦する人が現れるかも知れません。

池江璃花子さんの泳ぎを見て、改めて感じますが、バタフライ泳法は本当に美しいと思います。

腕のかき方についてですが、最近は、腕を、棒のように真っ直ぐ伸ばして、手を一番高い位置に持っていくV字型、V字の開いた形、が主流になっています。どうなんでしょう。。10年前頃まで主流だったのは、肘が一番高い位置にくるM字型でしたが、私は、こちらの方が美しかったと感じています。

例えば、ノコギリクワガタにも種類があって、歯がまっすぐな種類もありますが、やっぱり、菱形(水牛の角のよう)に折れ曲がった方が、カッコイイと感じます。何せ、マーク・スピッツに憧れた世代ですから。。かっこいいけど、上下動が大きくなる難点がありますね。

しかし足の動作は、バタフライ泳法のドルフィンキック(注1)は本当に美しいです。やっぱり美しいものは一番速い。しなやかに、無駄のない、理想的な動きなのだと思います。

今回、この曲「ドルフィン(Dolphin)」を作るにあたり、今年4月に行われた日本選手権における、女子100Mバタフライ決勝のビデオを、何回も見ました。

そして、池江璃花子さんの、前半50Mを分析しました。腕のストローク数は18回、ストロークタイムは1.00~1.28秒(バラツキは私の測り方が不正確かも)、平均は1.13秒でした。これを、Cubaseのテンポに当てはめ、ちょうどそのまま、テンポ113にしました。池江さんの泳ぎの通り、Aパートは、1分弱で、スタートからゴールのイメージで出来上がっています。

ちなみに、このテンポ113は、ウオーキングするのにもピッタリのスピードです。

それから、イントロの音声、「Take your mark ・・・」の競泳のスタートシーンですが、これは、18年5月に行われた、浜名湾高校生選手権水泳競技大会の時の一場面です。主催する協会の責任者の方に、この曲は、非売、広告なし、ストリーミングのみとして、ネット公開OKの了解を得ています。

曲の造形は、私の好きな昭和フュージョンの類ですが、かなりポップな仕上がりになっていると思います。

まあ、そんなところです。

2018.8,20からジャカルタでアジア大会です。

日本競泳陣、頑張れ!!

注1:名称について、現在はドルフィンキックではなく、バタフライキックと規定されています。

(Aug/2018)(Cubase)