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〜 靴屋の前で ( In front of A Shoe Shop) 〜
イーシャは、 靴屋の前で、いつも立ち止まった。
ウィンドウの中の靴を見つめる
そして小さく踊る。
通行人に見せびらかすのではなく、ショーウインドウを見ながら、足だけ軽やかに、とても控えめに、数秒間、タップを踏むのである。
今日は、ずっと欲しかったクラシックな焦げ茶色の靴を買った。
早速、履いた。
アイリッシュダンサーの気分で。。
かたこと かたこと ことこと ことこと♪♪
目をつぶると、何にでもなれる。
クラシックのバレリーナの気分で。。
いつも遊びに来ている坊や。「今日は靴買ったよ。」
夢中になっているうちに、夜になってしまった。
今日は、特別な一日。
今度は、いつ靴を買うことになるだろうか。
すれ違う人々も、誰一人、声をかけてくれることもなく
夏のほとぼりが冷めつつある、今の時間、
星の時間と自分の時間、繋げに行こう。
銀河への階段は、どこから登るの。
この道を、明日も歩く。
画像:ChatGPT 4o
音楽;靴屋の前で ( Original )
イーシャは、 靴屋の前で、いつも立ち止まった。そして小さく踊る。
いえ、通行人に見せびらかすのではなく、ショーウインドウを見ながら、足だけ軽やかに、とても控えめに、数秒間、タップを踏むのである。
彼女は、思い浮かぶフレーズにアドリブでサッと足を動かしているのである。
よく少女がする所作だ。
それがお洒落に、溶け込んでいるので、街ゆく人は振り返る。
ある日、いつも欲しくて見つめていたクラッシックなタップシューズを買った。
嬉しくて、靴屋の前で、踊った。タップした。よく会う近所の子供と一緒にダンスした。
知らぬ間に街路灯がつく夜になっていた。
楽しかった私だけのひと時。
また明日。
可憐な少女から大人へ移ろう姿を表現しようと思いました。曲としては、変則的なリズムが展開されますが、繰り返すことにより、聴きやすくなっていると思います。和音構成はあまり凝らず、マイナーな素地に、メジャーなお洒落感を上から塗った感じに仕上げています。
時代は、昭和終わりから平成の初め頃のイメージでしょうか。
No.72 ( July/2021)( Cubase )