大手によるクラウドストレージの提供が、一通り出回った感じがする今日この頃だ。
私は、Google Drive, Dropbox, iCloud Driveの三巨頭を使っているが、改めて、これからどうするか、整理しておこうと思う。
Dropbox
一番多く使っているDropboxは、音楽制作や動画作成などの作業データをバックアップしている。また他にも各種雑多な、書類を作ったりもする。これらデータは、大した出来栄えではないにしても、一応、自分の著作物に当たる。Dropboxは、開発部と工場にあたる。非公開にしている。
それらを公開する場合は、音楽は、SoundCloudまたはクレオフーガ、動画は、YouTubeまたはVimeoに投稿している。
Google Drive
元になるメディアはDropbox内で加工作業を行い完成されるのだが、そのメディアをどう世間に伝えるか、文章を付ける、飾り付けをする、別のメディアとマージする、など新たに付加価値をつける。営業所にあたる。役に立つと思われるのが、Google Driveおよびそれに付属する作業用アプリ群が注目されるだろうと思える。
下の表は、Google Driveの「図形描画」というアプリを利用しているが、非常に便利。この使い方については、別の投稿で説明して見たい。
iCloud Drive
これは、上二つとはちょっと異質な位置付け。微妙に敷居が高い(そうあって欲しい)。セキュリティが求められるデータについて、利用する。
現在、私は、iMac, iPad, iPhoneとApple製品を中心に使っているが、それをソフト&ハード一体の閉じた世界と捉え、その復旧を保証し重要な情報の外部流出を遮断する。
そのために必要な情報をバックアップする機能と捉えたい。ハードウエアの使用の段階および重要なデータについては指紋認証などにより開けるようにしている。総務法務の役割とでも言おうか。
とりあえず、以上のように、三者三様に、使っていこうと思うが、やはりDropboxがメイン。根本的に何ともしがたい問題は以下だ。
アクセス制限や個人情報保護、知的所有権
現状、例えば中国においては、中国製以外のクラウドストレージは、殆ど使うことが出来ない。GoogleやDropboxを使うならVPNを利用することになるが、そうしてまで海外のブログを見たい中国人がどれほどいるだろうか。国を跨ぐ場合は、いつ何時、こうした状況に至るとも限らない。つまり情報を使いたくても使えないという問題。
次に、情報は「ある」場合の扱いの問題。
個人情報の無断使用や流出を禁止するのは言うまでもない。
さらに、情報には創作物が含まれる。その著作権は作者にあり、勝手にコピーされたり、それを他人に使われたりすることを禁止したい場合がある。商用となった音楽や映画については規制されるが、商用までに至らない段階でも、規制は行いたい、しかし巨大IT企業群は、ここまでのきめ細かさには、入り込めていないように見える。
この点は、リスクとして、頭に入れておく必要があるだろう。