マルチメディアファイルの利用のコツ〜オンプレ(構内)とクラウド(社外倉庫)の連携は工場と同じ。

 動画や写真を撮り溜める、イラスト制作、音楽制作、文章制作といった創作活動を行なう、そうしたことにより、各種の原データ、及び仕掛物や成果物が情報として蓄積されていきます。そしてそれらの一部が外へ出て行きます。

これらの管理は結構面倒です。

ちょっと複雑な流れに感じるかも知れませんが、以下の全体図を見てください。


<マルチメディアファイルの利用のコツ>
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図示すると、工業製品を製造、出荷する流れとよく似ている、と感じます。

ポイント解説

<1> 資材仕入時の識別が重要〜新規にファイルをフォルダへ追加する時、半角スペースをアンダースコア(_)へ、置き換える。

仕入れた材料には、後で追跡できるように、何らかの固有名詞、固有ナンバー(ID)を付ける必要があります。ところがその名前の付け方如何で、不都合が生ずる場合があります。

LinuxやUnix系では「ファイル名に半角スペースを禁止」のルールがあり、エラーになることがあります。

例えば、’ https://abc.com/media/def 2021.01.23.jpg ‘ と半角スペースがあると、’ https://abc.com/media/def ‘ と ’ 2021.01.23.jpg ‘ で分断されてしまいます。半角スペースを、例えばアンダースコアに置き換えると、
‘ https://abc.com/media/def_2021.01.23.jpg ‘ と一つのURLとして、使えるようになります。

具体的には、Macのスクリーンショット及びDropboxへのカメラアップロード、についてのファイル名は、デフォルトでは、半角スペースが使われています。

そのため、MacのAutomatorのフォルダオプションを使って、ファイルが追加される時、ファイル名にある半角スペースを、アンダースコアに、自動的に置き換えます。

1) Automator.appによるフォルダオプションの設定

Automatorのアイコン

アプリケーションからAutomator.appを、選択→フォルダアクションを選択。

「Finder項目の名前を変更」を選択→「テキストを置き換える」を選択→検索文字列に半角スペースを入れる、検索対象は名前全体、大文字/小文字を無視。このアクションに名前を付けて保存します。

次が重要で、このアクションを適用させるフォルダを、紐付けします。

このアクションを実行させたいフォルダを指定して右クリック→下の方の「サービス」の中から「フォルダアクション設定」を選択、ここで、アクション名を指定。

その結果、以下のように、ファイル名の半角スペースがアンダースコアへ置き換わります。なお、追加されたファイルに対してのみ置き換わります。それ以前のものに変化はありません。

<2> 社外倉庫の活用〜DropboxとNASで、メディアフォルダを同期させる。

資材を仕入れる時、直接構内に持ち込むか、それとも、JIT方式、コック方式などで「必要な分だけ」取りに行くようにするか、悩むところです。最近は、自然災害など様々なリスクを考慮して、両方を持ち適宜比重を変える、と考えることが主流になってきました。

このハイブリッド方式は、重くて大きなハードな物品を扱う工業にとっては大きな投資になりますが、情報産業にとっては、それは軽くて小さいので、安い投資で複数の場所に保管できます。

このメリットを活かすことが重要だと思います。

さて、自宅のNASを購入する際の製品選びとして、Dropboxなどの外部クラウドと連携できること、Webサーバーが簡単に設置できること、を条件とすべきと考えます。
SynologyNASはその点十分です。
同期させることにより、遠隔の二箇所にデータが保存され安全、Web発信のためのURLリンクが双方から取得できる、永久保存あるいは廃棄したいファイルをNAS側で退避フォルダを作り移動させればDropboxからも削除され経済的、そのようなメリットが得られます。

現状の運用方法ですが、iPhoneなどのデバイスからの動画写真など→Dropboxへアップロード→NASと同期、の順番にしています。資材をDropboxという商社から仕入れるイメージです。
在庫の認識でいうと、Dropboxがバックアップ在庫(保管料が発生)、NASが自社の構内在庫、両方で全く同じ在庫を持つ形です。

<3> 産地直送〜小さなホスティングサーバーとして

畑の脇にある野菜の無人販売が原点です。いや、お金を取るとらないは別で、要は「よろしかったらどうぞ」程度の貢献が出来ればいいです。

ブログは外部ホスティングサービスのXServerを使っていますので、そこへリンクさせるメディア類、素材類を、自宅サーバーから発信します。ミニホスティングサーバーでしょうか。でも、これによって、手直しや更新が非常にラクになります。
そもそも、こうした小規模の運用は、芸能人やYoutuberのように大量のアクセス数を求める場合は、全く不向きです。私のように、ニッチでマニアックな領域は、読者が非常に少ないため、こうした実験的な探究には、好都合です。

野菜の無人販売では、棚に野菜がなくなればそれで今日は終わり。
ということは、同時アクセス数を制限すること。
イタズラされたり破壊されても損失を少なくする。
ということは、殆どお金を掛けずにWebサーバーを立ち上げ、
簡単に撤去できるようにしておくこと。

と考えます。

以上です。