【IT】iPadmini6の快適さを保ちながら、文字入力を行う工夫〜画面を遠ざけたくない!〜


2023.4.27追記:’22年10月末に、iPad iOS16がリリースされ、日本語JIS配列が使用できるようになりました。これにより、一つのキーボードが、同じような打ち方で、Mac、iPad、Windows間で共用できるようになりました。


<MOBO Keyboard2をMacminiとiPadmini6で共用する>

Macmini用のMOBO Keyboard2の手前にiPadmini6を置いた状態。この体勢で問題なく、iPadmini6の文字入力が出来る。MOBO Keyboard2とMacminiはBluetoothの1番で接続、iPadmini6はBluetoothの2番で接続、USBは給電用。右にあるのはマウスのMX Ergo。

iPadmini6は大人気です。そのiPadmini6を巡って最も関心の高いテーマの一つが、「外付けキーボードは何が良いか」です。すみません!音楽キーボードの事ではございません。文字入力キーボードの事です。私もいくつか試してみました。しかしどれも、物足りません。結論は、お馴染みの白い板、Apple純正のMagic Keyboardがベスト、ここに至ります。注意点としては、日本語JIS配列Apple Magic Keyboardは、Macにとってはキーに印字された通りに動作しますが、iPadmini6に使うとUS配列と認識されるため、例えば @ を打とうと思って、 @ の印字されている三段目の右から3つ目のキーを押しても別の文字になってしまう、神経衰弱のように、一つ一つ探すということになってしまいます。

それで、 @ やその他の隠れた文字の位置を概ね学習した後ならば、日本語JIS配列Apple Magic KeyboardをiPadmini6のお供として持ち歩く、そうした思いに至るでしょう。

しかしながら、そのMagic Keyboardは、外出に毎回持ち運ぶにはちょっと大き過ぎる、と感じ出します。引いては、同じ機能でもっとコンパクトな製品を探す、ということになります。既にこの時点で、落とし所を見つけなきゃと洗脳されていますので、MOBO Keyboard2を見つけた時は、ああよかった!これこれ!超美人!と、アバタもエクボで満足することになります。このMOBO Keyboard2は、日本語JIS配列キーボード(AppleとWindowsで多少異なる部分がありますが)、折り畳み、3台共用可でして(※1)、願ったり叶ったりの気分となります。

ここまでは、YouTubeなどでも数多く紹介されていることです。でも不思議なのは、ほとんどの方が、「なぜ、キーボードを近くに置いて、iPadmini6を離して置くのか??」。肘を伸ばしたり手首を上げてiPadmini6を触るのは疲れるからパッドが欲しい、となってしまう。。。そう思えます。要するに、「キーボード自体の良否の研究」の次は、「キーボードの配置方法の研究」をすべきだと思います。

※1:立ち上げ時、デバイスがBluetoothの1番が優先されるので、ここにMacminiを接続、Bluetoothの2番にiPadmini6を接続しました。この投稿には表に出てきませんが、基本中の基本の操作についてはマウスが担っており、MX Ergoが非常に役に立っています。

ポイント解説

<1> せっかく目の前にあり、指やApple Pencilで使えているものを、遠ざけたくない!!

高齢化が進みますと、だんだんと目が弱ってきます。近くのものも、遠くのものも、両方とも見えにくくなってきます。重いものも持ちたくありません。困ったことです。だからこそ、iPadmini6のような便利でコンパクトなものは、是非、目や手に近付けて使いたい道具です。

どうも多くのYouTuberのアプローチはアベコベだと思うのです。つまり、今、目の前でiPadを指やApple Pencilで触りながら使っているわけだから、それはそのまま維持しながら、文字を打ち込む作業を追加する。それが正しい順番だと思うのです。

12.9インチiPadとiPadmini6では、画面サイズが全く違う。iPadmini6は、離したら文字が見えなくなります。

そこで私は、逆にします。

眼下に置いたiPadmini6の上方に、MOBO Keyboard2置く〜T字型配置〜

というか、

<2> Macmini用のMOBO Keyboard2の手前に、iPadmini6を置く
〜T字型配置〜

iPadmini6を縦置きにした場合ですが、iPadmini6の両角に両手の母指球が少し乗っかる格好になりますが、ほどほど問題なく、文字が打てることを確認出来ました。

<置き方1>

<置き方1>T字型配置。短時間向き。iPadmini6とMOBO Keyboard2をセットにして別の場所で作業する時に適したスタイル。Apple Pencilで描画がすぐ始められる。MOBO Keyboard2のネジとネジの幅に、iPadmini6の幅がちょうどはまる感じ。

つまりメリットを挙げると、

1 私の場合、文字の打ち込みに不自由は殆ど無い
(ブラインドタッチの出来ない私は、上方で打ち込むキーが目に入ってくるので、眼球の動きが少なくて済み、打ちやすい)。

2 指ですぐ画面操作が出来るので、パッドやマウスは不要。

3 Apple Pencilがすぐ使える。

4 もともとMacminiのために常に置いてあるMOBO Keyboard2の手前に、iPadmini6を並べただけのことで、特別なことは何もしていない(ちょっと後付けな言い方)。

5 もちろん、iPadmini6とMOBO Keyboard2をセットにして、簡単に別の場所へ持ち出せる。

6 iPadmini6を立て掛けるための衝立て器具は、特段、必要ない。

そうか。このMOBO Keyboard2の横サイズ、iPadmini6の巾、人の手や体の大きさ、それらが丁度うまい具合に一致した。特に絶妙に小型にしたiPadmini6のサイズのおかげ。そういうことかも知れません。

しかし、デメリットというほどのことではないですが、
このT字配置は、文字打ちをメインに使う方にとって、長時間ですと、きついです。首が下向きなのと、手の位置とか手首の左右の動きに余裕がないので、だんだん疲れてくるのですね。

あと細かいことですが、充電のケーブルを下から挿した時、ケーブルが肘の下にくるようになりがちで、肘がちょっと気持ち悪いことでしょうか(まあこれは、ケーブルの長さに余裕があれば問題ないですが。)。

しかし、iPadmini6は本当に多機能です。使っているうちに、本を読もう、調べよう、絵を描こう、メールを書こう、と気持ちが変化する。幅広く応えてくれるのがT字配置だろうと思います。

やっぱりApple Pencilを使い易くしたい、という思いが、私には強いのか。というか、「高齢者向き配置」というべきでしょうか。

<3>まとめ iPadmini6は便利過ぎる文房具。

それでは、外出から自宅に戻ってきたとします。その時、机の上にモノが散らばっていると、疲れがとれませんよね。やはり、A3の紙1枚程度の、何も置いてないスペースは欲しいです。iPadmini6も、もう今日は使わないなら、一応、寝る時の置き場所として、サイドに立てて置くようにします。これは下写真の<置き方2>ですが、これはこれで、Apple Pencilが使えない問題を除けば、快適です。机の上には、MX Ergoというトラックボール付きマウスを置いていまして、これが非常に便利で、パッドの働きも兼ねています。

<置き方2>

iPadmini6をサブディスプレイのようにMac画面の横に置く。机の上が広く使える。ガラポンTVを観る、メールに返信する程度なら、この<置き方2>が向いている。

MX Ergoは、マウスとパッドの機能を持ち、かつデバイスの切り替えが出来るので、しかもキーボードと切り離されているおかげで、MX Ergoだけを自分の体の方へ近付けて使えます。一瞬、パッド付きの折りたたみキーボードが便利そうに感じますが、いちいち手をそこまで動かすのが面倒です。分離していた方が使いやすいです。椅子にふんずりかえった姿勢で、椅子にあぐらをかいて、MacminiとIpadmini6を行ったり来たりするのが快適です。

ここまで来ると、次の事に気が付く人がいると思います。
「Macを使っている時、MOBO Keyboard2の下にiPadmini6を置いて、iPadmini6がパッドとして使えれば、マウスは要らないのでは?」
と。

あるのですね。。

Remote Mouseというアプリがありまして、これは、iPadmini6(iPhoneでもOK)をマウス及びパッドとして機能させるものです。確かに卓越したアイデアです。しかしながら、欠点として、動作させるのに一手二手アクションが必要なこと、レイテンシーが気になること、横目で手触りで動作まで持ち込めないこと、最大の欠点は、iPadmini6が、このアプリを使っている間それだけの役割に束縛されてしまうこと、そのような点が挙げられるわけで、実用性、耐久性でMX Ergoには敵わない、そう私は評価します。だから、マウスが壊れた時の代用に過ぎないでしょう。

本筋から逸れますが、CheerTokという手のひらに入る万能マウスが販売されるようですが、こういったものは、役に立つかも知れません。

結局、iPadmini6が、多機能で便利過ぎるために生じた悩み、とも言えます。

以上です。

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