pCloudを動画や画像の配信に使う方法

〜pCloudはスイスにあるクラウドストレージを提供する会社〜

最近、Black Fridayなどで目にすることが増えたpCloud。スイスにあるクラウドストレージを提供する会社で、「買い切りプランも選べる、プライバシー重視のオンライン倉庫」です。ここで紹介しますが、何も営業的な意図はありません。

~Dropboxが廃止したパブリックフォルダを、pCloudでは使える~


昔からのDropboxユーザーなら記憶にあることですが、以前はパブリックフォルダがあり、ここからWeb配信が可能でした。Dropboxは企業やビジネス用途が多くて漏洩厳禁なところ、フォルダを間違えて公開するようなうっかりミスが多発することも問題だったようです。Dropboxのパブリックフォルダは「便利すぎて危険」「無料すぎて悪用される」「事業の軸と合わない」として廃止したわけです。pCloudは、パブリックフォルダは、もともと公開利用を前提に設計されていて、それを売りにしていることもあるので、一応大丈夫だとは思います。ただ、いずれにしても、クラウドストレージをメディア配信用に使うときには、2つの心得があります。それは、一つは、配信サーバーが提供する共有リンクをそのまま公開しないこと、もう一つは、一ヶ所の配信サーバーに依存しないことです。
それでは、解説ビデオをご覧ください。
<※ビデオの中で、pCloudから再生、とありますが、pCloudの調子が悪い時は、他に切り替えています。>

動画はまだ準備中です。

ポイント解説

1 スクリプト

新規追加または変更があると、wpidexをキー項目とした、Dropboxリンク、直リンク、ファイルパスを中心に成り立つF1_メディアライブラリファイルのsheet1(シート)が最初に更新され、次に以下のpcloudid(シート)が更新されます。

このスクリプトは、Googleスプレッドシートの「pcloudid」と「sheet1」を基に、pCloud上のファイル情報を自動更新し、filedn形式の直接URLを生成・管理するGASです。sheet1(シート)に新規追加された未登録のwpidexをpcloudid(シート)へ自動追加し、needs_updateがTRUEの行のみを対象に、filepathやfileidからpCloud APIを用いてメタ情報とパスを解決します。生成したdirect_urlや更新日時を反映し、最終的に全データをlast_update順に整列したうえで、pcloud_library.jsonをGoogle Drive上の固定IDファイルへ上書き出力します。

2 fileidの取得とダイレクトリンクの生成

3 <豆知識> ファイル名を変更することにより、キャッシュ更新を早める

※:CDN方式
ファイルパスやファイル名の変更は、一般には、好まれませんが、ファイル名の変更はファイルの更新履歴を新しくするので、新たなファイルとして読み込みが起きます。これは、更新処理のスクリプトが安定していることが必須です。

以上