スディルマン通り (Jl.Jenderal Sudirman / Sudirman Street )

<スディルマン通りにて車窓から見やると、発展の象徴であるThe Ritz-Carlton Hotel(Jakarta Pacific Place)と、昔ながらの手押し屋台(Warung)を押す商人と、私の目線、この三つが一直線になっていた。>

2021.11.28
Vimeoに載せ替えました。


首都ジャカルタ、そのど真ん中にあるスディルマン通り(Jl. Jend. Sudirman)。

スディルマンとは、インドネシア独立戦争においてインドネシア軍最高司令官だった人物です。このブログでは政治的論評は行わないつもりですが、この戦争は、日本人なら知っておくべき歴史でしょう。

さて、この通り沿いに大手企業、レストラン、モール・ショップが集中します。

しかし我々日本人はなぜ、わざわざ、世界で最もひどいと言われる、狂気の渋滞に飛び込んで、ストレス溜めて、こんな最悪条件にあるレストランを目指すのでしょうか。雨でも降れば即洪水で全く時間が読めない。
ところが、「夕食はスディルマンのどこそこ何時・・」と決めても、文句が出ないのです。
不思議。何故でしょう?
結局、夕食の開始時刻とは、どういう意味か。そう。まさしく開始時刻であって、それより後に来ても全然問題ないよ。そういう意味でしかないのです。

そんな、どうしようもないスディルマン通りへ愛着と感謝を込めて。

終戦を挟んだインドネシア、ジャワ島での日本軍捕虜収容所の体験を映画化した「戦場のメリークリスマス」。この旋律が脳裏にありました。口ずさんでいるうちに、この「戦場のメリークリスマス」とは似ても似つかない曲へと変形してしまった点は、ご容赦願います。

(Cubase)(Dec/2014)(1905)