2014年3月から使っているガラポンTV参号機だが、まだ現役。その魅力や活躍できる場について語ってみたいと思う。
一般庶民は、高度な技術による高級なサービスを求めているわけではない?!
今回は、ガラポンTVの最大の魅力の一つである「サクサク速い」について、動画で紹介します。
その前に。
チグハグな時代になってきました。
一人当たりGDPが世界一だった頃は、一般庶民が、20万円するような、世界初を謳ったようなTVやビデオ機器を、世界初なんか当たり前、てな調子で買っていたイメージがあるのですが、今は、年収600万円程度の中間所得者が減ってきて、年収800万円以上の高所得者と400万円以下の低所得者の二極に分かれてしまっています。世界初を謳う高価格高技術高品質な製品は、一部の高所得者だけが買える商品へと、ターゲットが変化していると言っていいと思います。
8K4K放送の機器が宣伝され販売されています。30〜40万するTVが、一般庶民が利用する家電量販店の、一番目立つ位置に展示されていますが、それは、今も日本が、一人当たりGDP世界一であるという幻想に取り憑かれているのであり、地に足がついていない、場違い、に感じます。繰り返しになりますが、以前の一般庶民は年収600万円が中心のイメージ、しかし今は一般庶民は年収600万円以下200万円以上、400万円が中心のイメージへと落ち込んでしまいました。今の一般庶民は、自分が買いたいものに世界初を自慢されてもピンと来ない、世界初などを求めてはいないのです。世界初はアラブの富豪やセレブの所有欲を満たすためのものなので、日本企業は最高級品を開発したら、そちらへ売り込めばいいです。まあ日本国内でどうしても売りたいならば、トヨタのレクサス店のように店を分けるか、エグゼクティブ向けのコーナーとして分ける方がいい、と思います。
家電量販店で買うAV機器は、値札10万円以下ものが並んでいるのが適当だと思いますね。
さて、今回テーマにしている、TV録画器について言えば、35年前は、一般庶民つまり中間層が20万円で買っていました。VHS方式とベータ方式が凌ぎを削っていた頃です。これを、今の庶民が買うTV録画器のポジションに当てはめると10万円程度でしょう。
しかしまあ、いくら技術革新、改善により部品代が下がったといえど、賃金が如何に上がっていないか・・・。
今回、比較したガラポンTVは約2万円、フルセグビデオは約6万円、合計8万円程度だけれど、そもそも役割や性能を分けた姿がそこにあるだけであって、一般庶民も「両方を持って、使い分けよう」、というのが一番、言いたいことです。
「か」ではなく「も」。ORではなくAND。
まあ、10万円以下で、色々買い集めて、組み合わせたり、改良したりするのは、一般庶民、下町感覚の道楽と捉えていいでしょう。
では、本題の、ガラポンvsフルセグの立ち上げ時間比較の動画を2本ご覧ください。
(1)ガラポンTV vs フルセグビデオの立ち上げ時間比較 〜 WiFi利用時
iPhoneアプリを使って、ガラポンTVおよびフルセグビデオを、WiFi利用により宅内視聴する際の、立ち上げ時間を比較しました。ガラポンTVは21秒、フルセグビデオは29秒、との結果でした。感じ方としては、この8秒の差は、大した違いはなく、ざっくり、「両者は同程度」と評価できます。
(2)ガラポンTV vs フルセグビデオの立ち上げ時間比較 〜 4G利用時
次に、iPhoneのWiFiを切って、4G利用による、つまり宅外視聴する際の、立ち上げ時間を比較しました。こちらは結構大きな差になりました。ガラポンTVは21秒、フルセグビデオは53秒です。フルセグビデオの所要時間ですが、今回のテストに限らず平均的に1分程度、かかっています。
正直言って、1分待つのはストレスを感じます。つまり、接続が失敗するのではと気掛かりになる。
しかし他に選択肢を知らなければ、そういうものだと、感じるまでのこと。
圧倒的に「ガラポンTVが快適」と評価できます。
※申すまでも無いことかも知れませんが、4G利用での動画視聴は通信料が高くつきます。宅外でもWiFiの利用を優先すべきです。
(3)まとめ
ガラポンTVは、ワンセグによる軽いデータを、ルーターのポート開放という、直接自宅サーバーと接続する類の方式を利用しています。他方、フルセグビデオは、そうした設定を要求されずアプリに登録するだけなのでラクではありますが、通信方式がかなり異なるのではないか(P2P接続か)、と思えます。
つまりそこでは、外部のサーバーとの確認作業や送信用に動画を圧縮する作業が発生し、余計な時間が必要になっている。ただし最初の接続テストのとき「1分程度お待ちください」のメッセージがある、あれ?これはテストの時だけでなく毎回そうなのか・・それとももっと短く出来るのか。そんなことは技術のない一般ピーポーでは、分からないことです。
上の動画で、お気づきかと思いますが、ガラポンTVは、WiFiも4Gも、立ち上げ時間が21秒と、ほぼ同じです。いつもサクサク速い!!です。
どのように使い分けたらいいか、表にまとめてみます。
なお、現在、NHK及び民放各社は、地上波番組のインターネット配信を準備しています。
日本国内限定でしょう。宅内視聴については事実上、TV視聴がメインとなりますが、見逃し配信が無料で提供される期間があれば、インターネットをTVで視聴するのがいいかも知れません。長期の見逃し配信は有料でしょう。宅外視聴については、結局は、利用できる通信速度と通信料により選択されるので、低画質のガラポンTVに優位性あり、また過去番組についてもガラポンTVに優位性があるものと、推察は出来ますが、どうなりますか。
※’20年3月1日より、NHKプラスがサービスを開始しました。なかなか高画質です。しかし、配信されない番組も結構多い(テスト期間だからか?)、
しかも国内限定、です。
◎水色で塗ったところが、おすすめの使い方です。
以上です。