最近、音楽作りの楽しみ方が変わってきた。
最初に、映像やストーリーを想像してから音楽を作る点は同じなのだが、逆に、音楽ができた後で、ふさわしい映像がなかなか直ぐに見つからない。スキル不足で作ることができない。
そこで、映像は、だいたいこんな感じでいいや、と仮置きしておく。
それを眺めているうちに、だんだんと、こんな映像や画像が欲しい、という気になってくる。
それで、カメラを持って、いやカメラと言ってもスマホのカメラだが、それを持って外に探しに出かける。
ところが、
スマホで、音楽を聴きながら撮影すると、当然のことながら、音楽は止まって、録音付きの動画撮影に切り替わってしまう。これだと、映像と音楽をマッチさせるのは、家に帰ってからの作業になってしまう。
やはり、今聴いている音楽のこの箇所に、この現場の映像を合わせたい。
この作業は結構難しい。
と、思っていて、
ネットで調べると、アプリ不要で、出来るとは、知らなかった(バックグラウンドで音楽再生しながら動画撮影するテクニック)。非常に簡単。但し、スピーカーから音楽を流しながら撮影するスタイル。AirPodsを使いながらだと、録画中は音楽は聴こえているが、録音結果には、外部の音は録音されるが、音楽は録音されません。この欠点を飲み込むなら、手先の少しの作業だけでOKなので、使える場面はありそう。
映像で難しいのは、やはり、人物を登場させようと思う時。
シルエットを使う、キャプションで詩歌的に補う、などもあると思うが、難しい。
結局、いつまで経っても、映像は、仮置きのままになる。
この曲は、「旅に出たハンモック」という曲の原曲というか元になった曲です。
歌のないインスト曲は、2分半から3分程度が、作りやすい。
ちょっと前までは、曲はいつも4分〜5分になっていた。もちろん、その長さで、形になれば、理想ではある。
しかしよくよく考えてみると、
2分ちょっとの曲に、あれこれ、味付けや、繰り返しや、変化を付けて、ある意味強引に、4分にしている、とも言える。
あえてそうした飾り付けを外してみると、表現したいことだけが、そこにあるわけだ。
No.73(Rev:2021/Aug Original:2014/Oct )(cubase )