「音声認識字幕ちゃん」のサイズ調整
Embed code not found for the given videoid.最近、ちまたでもスマホの翻訳アプリ、翻訳機器などを目にすることが多くなってきました。しかも同時翻訳までできてしまうのには驚きです。ただ、いざ使おうと思うと、最初はお試しで無料ですが、有料に誘われます。しかもこの翻訳系のサービスは、サブスクが殆どで、毎月料金が発生する形になります。しかもその提供会社はたいていは海外の会社でUSドルベースが多く、円支払いでは毎月3000~5000円などと高額になり、趣味の域を超えます。
今回紹介する「音声認識字幕ちゃん」は、大学の教員をされている西村良太さんが個人で開発され一般に公開されている、「Webベースの、文字起こし+同時翻訳アプリ」です。大変使いやすくしかも無料です。西村さんには感謝申し上げます。
このサイトで提供されている起動用アプリですが、Windows用のbatファイルは直接に動作するので使いやすいですが、Macはそのままクリックしても動かずシェルスクリプトでアプリ化して動かしました。
Macは一手間増える感じもありますが、異なる設定条件の複数の字幕ちゃんを起動できるのは素晴らしいことです。
但し、OBSに組み込んで使う時などは、都度、翻訳なしにしたり、言語を切り替えたりすることもありそうで、そうした自由度は、Webベースの中で、設定を変更できる方が、都合がいいと思い、今回は、Webをそのまま使うような流れを考えてみました。
但し、日本語の認識、及び、翻訳のレベルは、それほど高いとは言えず、語学を勉強された方からすれば、不満でしょう。標準語でゆっくり話す必要があります。またネットワークの状況で認識の感度が振れます。補助的な用途としてであれば、使い物になるでしょう。
ポイント解説
ビデオを補足します。
1 「音声認識字幕ちゃん」はGoogle Chromeで起動する。
同時翻訳を行う場合は、Google Script API-KEYが必要です。その取得については、
の説明に従ってください。
2 Google Chromeの起動時のウインドウサイズを固定できるようにする。
「音声認識字幕ちゃん」の緑色の字幕欄を、OBSでウインドウキャプチャーして、読み込むことを想定していますが、もともとブラウザは、自由にフニャフニャとウインドウサイズを動かすように出来ているため、それを固定させるのが起動用アプリのわけですが、設定変更の自由度が欲しいのとMacの場合の手間の多さから、ブラウザの中の緑色の字幕欄のサイズを固定させて、ブラウザの中で、フォントを変更するようにしたいわけです。
そのために,ウィンドウサイズを自由に追加登録して、それをホットキーで選択できるプラグイン、Window Resizerを使います。
3 「音声認識字幕ちゃん」を起動させるためのAppleスクリプトを作る。
私の場合は、既定ブラウザはSafariにしています。確かに、Safariでは、「音声認識字幕ちゃん」の文字起こし翻訳が起動しません。「音声認識字幕ちゃん」のURLはChromeと紐付けする必要があります。
Appleスクリプトは簡単です。
4 Stream Deckへマルチアクションとして登録する。
二つのアクションを登録します。一つ目は、Chromeで「音声認識字幕ちゃん」を開く、Appleスクリプトです。二つ目は、そのChromeのサイズを合わせるアクションです。私はStream Deckを使いますが、他にもホットキー、ショートカットを登録できるアプリがありますので、活用ください。
5 Stream Deckからマルチアクションを起動する。
Webベースで起動すると、後から簡単に変更ができるので便利です。翻訳言語の変更削除、フォントの変更などがラクです。
6 まとめ
器材記録
音声認識字幕ちゃん
Google Chrome
Window Resizer ( Chromeプラグイン)
Mac スクリプトエディタ
Stream Deck
Adobe Character Animator(スターター)
Final Cut Pro
Vrew(無料)
フリーボード
Mac mini M2
BGM: オリジナル音楽
以上です。