SynologyNASとM1 Mac miniによるファイル管理システムを動かすにあたり、前回は、Jump DesktopによるiPad iPhoneからM1 Mac miniのリモート操作を紹介しましたが、それは実は頻度は低く、実際は90%以上は、今回紹介する、画面共有によるM2 Mac miniからM1 Mac miniのリモート操作になると思います。
あと、いつもいつも、M2 Mac miniと書くのも面倒なこともあり、要は、「Mac」と一言で括れる共通事項については、面倒に感じた時はMacと書くようにします。小さい話です。
ただ、モニター、マウス、キーボードといった周辺機器が何もないのがMac miniですし、省電力になり常時稼働が平気になったのがM1以降ですので、M1 Mac miniが裸っぽの原点になります。M1以降ならMacbookなどラップトップも全てavailableなチキチキマシーンです。
それでは中身に入ります。
Embed code not found for the given videoid.ポイント解説
MacからMacを操作する方法には、Appleが提供するものとしては2つあって、一つは今回の「画面共有」ですが、あと一つは「リモートマネジメント」があります。「リモートマネジメント」は本格的な方法で専用アプリが必要になります。「リモートマネジメント」は大規模な企業ネットワークでIT担当者が使用するような仕組みなので、ちょっと縁遠いです。自宅でDIYできる範囲が、私のテリトリーです。
1 STREAM DECKの利用
STREAM DECKに画面共有を立ち上げるスクリプトを登録しています。その理由は、画面をスムーズに立ち上げるために、手順と細かいチューニングを決めておきたいからです。主なものは2点あります。
一つ目は、パスコードを入れる前の待ち時間のチューニングです。パスコードも自動で打ち込むようにしてあるのですが、タイミングが合わないと画面が止まってしまいます。わかりやすく言うと、電車の出発が早すぎると、乗り遅れてホームに置き去りにされたままになってしまいます。そこで電車を遅らせます。一応delay5秒にしておきます。もちろんその、次の電車に乗ればいいわけで、つまり少々待って、もう一度自分でSTREAM DECKのボタンを押せば、大抵OKとは申せますが。
二つ目は、ウインドウをフルスクリーンに設定することです。その理由は、起動した最初は、ウインドウは画面上に浮いたような状態でして、これですとカーソルがウインドウの中と外を行き交うので少々脳細胞が混乱してストレスです。割り切ってウインドウをフルスクリーンにして固定した方がマウスの操作がラクです。画面共有を立ち上げると、画面共有という名のデスクトップが追加されるので他のアプリへの支障はありません。
細かい話になりますが、スクリプトの最後のステップに、ウインドウをフルスクリーンにするアクションがあります。その際、フルスクリーンボタンの番号は、表示場所とは必ずしも一致しない点は、記憶に留めておくと良いでしょう。現状、ウインドウのボタンは3つ並んでいます。そのうちで今回目的のフルスクリーンのボタンは右端にあります。3つあってそのうち右端なので、ふつうは、1または3だな、と思うじゃありませんか。ところが違うのですね。正解は2です。今のところ、そのような仕様になっています。試行錯誤で見つけ出すことになります。
2 その他
次は、SynologyNASとM1 Mac miniによるファイル管理システムの深掘りを進めていきます。
以上