この曲のトリガーは、松本清張原作の「砂の器」のビデオを観たことです。この映画から焼き付く映像の第一は、暗い、夜行列車でした。
特に、プロローグの場面、殺人現場である夜の蒲田操車場が強烈に印象に残りました。それで、曲の出だしがこんな感じになってしまいました。
曲の出だしはそんな感じですが、曲全体としては、夜行列車に乗りながら思い出と夢に包まれている、ふつうの人をイメージしました。
その時代、3月下旬の駅は、集団就職で都会へ向かう人、大学生活を始める若者たち、などで混雑していました。
幼い頃、浜松市の駅南、海老塚町に住んでいました。浜松駅に停車する蒸気機関車の汽笛や車両がエアーを排出する音も聞こえましたっけ。西の方からは夜行列車のガタンゴトン・・・耳を澄ましながら眠ってしまう。
今や、夜行列車は観光目的の運行だけ。
(Cubase)(Remake2014 Original2006)(1208)