小生が小学校3年頃のこと。昭和39年?当時、浜松市立南小学校の南門を出てすぐに「杉本」という駄菓子屋がありました。
そう、昔は駄菓子屋は、店の名前は適当で、大抵「鈴木」「中村」「杉本」・・など、名字を呼び捨てていました。
「杉本」は親父さんが手品が得意で、指から水を出す、指が外れる、トランプ手品ほか色々見せてもらって本当に楽しかった。
で、その「杉本」で遊んでいるガキ連中の中に、たぶん2~3年上の先輩がいまして、その先輩の話です。
手品をガキ連中で楽しんでいると、突然、立ち上がって
「はじぇ~、はじぇ~、ここじょこ」と、
ヨタりながら大声を上げるのです。
とにかく力一杯、大声を上げるのです。
小生は、もう死ぬほど、笑い転げました。こんなに面白いのは他に絶対にないと思いました。
それで、「杉本」へ行って、その先輩がいると、いつも「はじぇ~ここじょこ」やってやって、とせがみました。手品を見てる間、もう今か今かと、ワクワクして待っているのです。
先輩は、気がそれているタイミングを上手に捉えて、突然、
「はじぇ~。はじぇ~。はじぇ~~~。ここじょこ~~~~。」
と力一杯叫ぶのです。
もう、もう、面白くて面白くて、笑って笑って、腹痛くて、転げて。
その先輩、今、どうされているのでしょうかね・・。
たぶん昭和27~8年生まれだと思います。当時その先輩は体は小さくて細くて丸刈りでした。そうそう、確かボーイスカウトもやってました。
そう。思い出した。
先輩は「カブはブカブカの帽子をカブってル♩」と自分で曲作って歌ってましたっけ。
※カブとはカブスカウトのこと。
思い出話として、ここへ書いておきます。
(※もしかすると駄菓子屋は「杉浦」だったかも知れません。。「杉本」か「杉浦」かどっちか。)