【Cubaseの使い方】~Stereo Enhancer はDELAYをOFFにして試すこと!

CubaseにStereo Enhancerというプラグインがあります。

左右の音の広がりをぐっと拡大してくれるもので、最終的なミキシング・マスタリングの時に、役に立つでしょう。

ところが、このプラグイン。使い方にコツがあります。


(1)

まず最初に、Stereo Enhancerを使わない音を、お聴きください。

これがCubaseのトラックでのパン設定(音の左右の位置)、そのままの状態です。mute guitarが右側から聴こえてますが、それで正しいです。聴こえ方は、あっさりした感じです。


(2)

次に、Stereo Enhancerをプリセットのまま、すなわち、DELAYがONの音を、お聴きください。

初めてこれを聴くと、(1)との比較では、奥行き感、艶が増した感じがして、いい感じです。しかし、例えばmute guitarの位置は、真ん中に移動しています。確かに、音同士のぶつかり合いは解消されているとは思いますが、問題は、トラックのパン設定を変えても、思い通りの位置に移動出来ない、グリップ感が掴めないので、次第に不満に感じるようになります。下図のような聴こえ方です。


(3)

最後に、DELAYをOFFにした音を、お聴きください。

拡がり感は、(2)のDELAY ONの状態とあまり違いを感じないかも知れません。しかし、mute guitarの位置は正しいです。あるべき右側の位置から更に拡がって聴こえ、全体に、横に拡がります。最も、ストレスの少ない聴こえ方です。


まとめ

違いを分かっていただけたでしょうか。

このStereo Enhancerにあるプリセットのうち、Dance Masterを除いては全てDELAYがONの状態になっています

だから、DELAYをOFFにすることに、気が付かないのではないでしょうか。

私は、これまで、使い物にならないプラグインだな、と思ってきて、たまたま最近、ひょんなキッカケで気付いたに過ぎません。

今回、取り上げたサンプル音は、今ひとつ違いが分かり難かったかも知れずご容赦ください。

聴く人は、作り手が音源を左右どの位置に配置しているかは、あまり重要なことではないでしょう。いかに魅力的に聞こえるか、ただそれだけのことかも知れません。但し、作り手としては、意図した位置に、配置されなければ、大きな不満に感じます。

また他のアプリも、色々、研究をしていこうと思います。