2014年3月から使っているガラポンTV参号機だが、まだ現役。その魅力や活躍できる場について語ってみたいと思う。
【冒頭ですが】20.9.17、ガラポンTV社から「参〜伍号機のユーザーは、iOS14への更新はお待ちください」との注意が通知されています。
ガラポンTV参号機〜音声変換問題をどう克服するか
相変わらず、超マニアックな話題です。
これまで何回かに亘り、ガラポンTV参号機の生き残り作戦を語ってきました。
視聴する時に遭遇するトラブル。これをゼロにする、とは申しません。トラブルをいかに少なくするか、避けて通るか、受け入れるか、これについて、私の経験に基づいて、紹介していこうと思います。
私が説明する対策は、ガラポンTV六号機を入手すれば、全て解決する。そのように揚げ足をとられてしまったら、身も蓋もないです。理論的には、それが正しいからです。
しかし、ガラポンTV六号機は、今のところ、レンタルの提供のみ、なのですね。
この問題の原点に遡りますと、「ガラポンTVは必要なのか」。とどのつまり、この命題に集約されますが、結局、「ガラポンTVは必要ない」のです。私にとっては。
私にとっては、必要は無いけれど、欲しい、あった方がいい、ここに対する強いこだわりが出発点です。
さりとて、その文脈を、「必要の無いものにだって、レンタル費用を払おう」と繋げてみる、禁断の果実を食べる、ルビコン川を渡る。私には、その勇気がないのですね、悲しいかな。
だから、6年間使ってきている参号機を、まだまだしゃぶり尽くそう、との思いにかられるわけです。
まあ6年なんて大したことはない、我が家の冷蔵庫は、ナショナル NR-DL42M2 H 1997年製で、もう22~3年使っていますから。
正直言って、こんなに優れたコンセプトの商品は滅多にないです。TVは録画予約をするものではない。もっとゆっくりと後から、見たいものを探し出して見ればいい。図書館で本を借りるように。
とにかく私には、「TVを視聴するために焦ったことが無い」という強みがあります。
それは何故か。ガラポンTVがあるからです。
本題からズレますので、魅力のアピールはここまでにします。
さて、改めて、参〜伍号機と六号機の最大の違いは、前者は、音声多重放送については手動で主音声のみに変換する必要があること、後者はそれが自動になっていること、そこにあります。
その違いに強く不満を感じるならば、参〜伍号機のユーザーは、三つの行先を探ることになります。一つは、六号機のレンタルへ切り替えること、これはガラポンTV社が最も期待することです。二つは、その不便を改善するか回避することで使い続けること、そして三つは、この際引退すること、です。
今回、この中から二つ目に着目しているわけです。
有線LAN接続によって、「ベストな視聴状態」を確認しよう。
基本的にガラポンTVも、常に安定して働き続ける、なんてことは出来ないです。放送局からの電波、天候、障害物の有無、配線の不良、などガラポンTV本体にたどり着くまでに、多くのハードルをクリアして、やっと届きます。
ですから、届いたデータにあちこち不具合が生ずることは、起こりうることです。それに加えてガラポンTV本体も7年目に突入でモウロクしてきている、外付けHDDの不具合が生ずるなど、全部の放送局の24時間全てのデータが完璧ということは、無理な期待です。
結局、データを格納するまでのステップ、と、格納されたデータを視聴するステップは分けて考えなければいけません。
私の経験上、一番、確実な視聴アプローチは、最初に、ガラポンTVと視聴用のデバイス(Mac,iPad,iPhoneなど)を有線LANで接続します。おそらくこれがベスト状態です。その時に、どんな頻度で、乱れやフリーズなどのトラブルが生ずるかを、確認することだと思います。
次に、WiFiルーターへ変更した場合、トラブルの頻度は増えるはずです。しかし、最近のWiFiルーターは性能がかなり良くなっていますので、有線LANと殆ど同じレベルまで近づけられると考えていいと思います。ネット検索で、使っている「WiFiルーターを安定化させる(高速化するのではなくて)設定」を探し、試してみる、調整する、ことでしょう。
しかし、頑張って調整しても、1時間番組全部ノンストップが成功するのは、50%くらいです。
Mac, iPad,iPhoneでは、どれが使いやすいか・・・
現時点での、より良い視聴方法を考えてみました。
※ : Puffin ブラウザーは、お役目終わり的な評価が多いですが、塩漬けすることを前提として考えています。
まとめると、
- 出来るだけ、音声変換無しで、使うこと!
- 出来るだけ、宅内では、有線LANを使うこと!
- Mac,iPad,iPhoneいずれを使っても、途中の停止エラー(データの異常他)は、避けて通れない。いちいち、腹を立てないこと!!
- 選ぶとすれば、iPadが一番良いと思う。
私は、ガラポンTVを、ラジオのように、脇役として使っています。
私の使用環境をご紹介します。私は、MacのサイドにiPadを置いています。iPadのPuffinブラウザを起動させて、生番組や録画番組を、小さめの音声にして、流しています。気になった時、横目でチラチラ見る、そのような使い方です。
私が行く床屋は、TVが置いてあります。つまり正面の大きな鏡の横にTVが置いてあります。実のところ、私は近眼で老眼なので、散髪のためにメガネを外すと、殆どTV画面は見えないです。ラジオとして聴いているわけですね。床屋の親父さんも、基本的には音声を聴いていて、面白いこと言った時に、ちょっと一瞬、手が止まって、TVに目が行く、またすぐ手が動き出す。TVはそんな脇役です。
また、私の妻は、キッチンに防水ラジオを置いて、毎朝、NHKラジオを聴いています。
音声だけ聞いて、目は別の物を見て、手を動かす。昔は、内職や家事は、そんな光景がふつうでした。
<iPad利用の工夫>
(1) iPadをズーム表示にする。
(2) 有線LANを使ってみる。
(3) マウス・キーボードを共用する。
(1)
PuffinブラウザをPC表示で使うため、文字が小さい。ズームを利用すると、随分、ラクに見えるようになる。
「設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム」をON
(2)
Amazonで買ったiPad,iPhone用の、充電機能付き有線LANコネクター。但し、スリープからの起動時、コネクタの再接続が伴う。
従って、スマホの逆で、「昼間使用する時、差し込む→夜寝る時、引き抜く」という手順になります。
(3)
特にマウスは、離れた位置にあるiPadを操作するのに便利。
但し、iPadOS13.4以降がインストール出来ること。
ガラポンTVは、ワンセグを利用しているわけですが、ワンセグの将来に不安を感じることもあります。以前のガラパゴス携帯には、ワンセグテレビが大抵搭載されていました。最近、ワンセグの搭載が無くなってきています。スマホにはワンセグではなくフルセグが搭載されるようになってきています。
フルセグになると90日のペアリング切れが発生し、海外駐在員の利用は厳しくなってしまうでしょう。
懸念は、Flash Playerが2020年末でディスコンになること。
災害用ラジオテレビがありますが、大体8,000円程度で買えますが、これはラジオはFMとAM、テレビはワンセグが搭載され、少ない電力で使えるようになっています。避難時は非常に重宝すると思われます。その意味では、ワンセグは、生き残っていくのではないかと期待されますが、どうでしょう。
是非、ワンセグを通信インフラとして存続していただきたいです。
今のところ、MacやiPhone,iPadを最新機器や最新OSへ更新しても、動作してくれますが、もしディスコンが予想される場合は、例えば、iPadを塩漬け状態で持ち続ける(※3)など、対策を忘れないようにしたいです。
まだまだガラポンTV参号機を、活躍させたいです。
※3: 一番の課題は、現在、Flash Playerをブラウザの拡張機能から組み込んで使っていますが、2020年の終わりには、ブラウザの拡張機能からFlash Playerは排除される、また、Flash Player自体もアップデートは停止になるということ、です。
結論 〜 あるもので粘ろう。
過去何回かに亘って、ガラポンTV参号機の継続使用を話してきました。
要するに、ガラポンTVは今のままで、十分役に立って、楽しめている。機能の変更追加をしてもらう必要はありません。究極のコンセプト商品、究極のB級商品。にも関わらず、技術革新が、儲け主義が、それを押し潰ぶそうとしているように感じるのです。だから、「なるべくお金を使わない。あるものを使うようにする!」、どこまで粘れるか、頑張りたいわけです。
・現状、2020年5月時点で、iPadOS13、iOS13で使用できています。例年通りなら9月中旬には、次期のバージョンがリリースされるでしょう。
しかし、その時に、Puffinブラウザも、Flashの完全な排除を行うかも知れません。
何よりガラポンTV社が、何の音沙汰もないのがとても不気味。。です。
とりあえず何をすべきか。
iPadOSもiOSも13までで、止めること!!
アプリの更新も止めること!!
を、おすすめします。
具体的には、私は、以下のように設定しています。
・「一般」→自動アップデートをOFFにする。
・「iTunes StoreとApp Store」→AppのアップデートをOFFにする。
iOSについては、自動アップデートをオフにしても、新しいバージョンがリリースされると、更新を催促されます。アイコンに赤い1の数字がいつまでも残ります。
これは煩わしいので、消去する方法があります。設定→一般→iPadストレージ、の中から当該のアップデートを削除。(但し、その次の新しいバージョンがリリースされると、また現れます。)
以上は気付きますが、それ以外の塩漬け対策についても、調べておこうと思います。