Amazonは本当に便利です。モノが溢れています。
今日は、こんな例をご紹介いたします。
怪しさ丸出し・・・
これは、水槽用の、黄色のpHデジタル計です。
第一印象で、やっぱり、安物買いの銭失い、かなあ、と思わせる、このいかがわしい感覚、半端モノ感覚がいいですね。
いいね。いいね。いいね!
この東南アジアの夜店感覚!
ゾクッとさせます。
外装を見る限り、pH、ON/OFF、CALの文字があるのみ。
Amazonには、この同一製品と思われるモノが、
Excelvan、Aukru 、Lovten、Pwaca、BeryKoKo、Walant、Weitis、Hommy
などの名を付けて、数多く販売されています。
それは社名なのか、
ブランド名なのか、
商品名なのか、
さっぱり分かりません。
価格は、そんなにバラついていません。だいたい1,200円~1,400円でした。
なぜこんなことになってしまうのか。
これはもう、在庫処分に困っている、ということで間違いないでしょう。
これからどんどん、別の名前が増殖するのかも知れません(笑)。
ダメモトで買うこと。それはすぐ決めた。
最初に、どれかを一つ、買うことは決めました。
水槽のpHを調べるために試験紙や試験液を使うのが面倒になってきたので。それほど高価な買い物ではないので。
次に、どれを買うかですが、日本語の解説書が付いているものを選ぶことにしました。
さらに在庫の状況を勘案して、Aukruに決めました。1,399円でした。
日本語マニュアルが入ってない!!これぐらいのことじゃ驚きませんよ。
Amazonから数日でモノは届きました。欠品・欠陥も、覚悟して開けてみました。
ほうらやっぱり。あた~~~り!
日本語のマニュアル無いじゃん! 英語のは入ってるけど。
それと、この、自動的に校正、って何。
なのに、校正剤付き、ってどういう意味、自動的に校正なら不要じゃないの?
意味、全く分からないじゃん!
あれ~~?
Amazonのホームページの商品名に入っていた、Aukruの文字ですが、
透明のプラケースにも、本体にも、説明書にも・・・どこにも登場しないじゃん。
販売元であるGlobalTech-JPで検索してみたら、あったあった。
Aukruを冠した商品が他にもいくつかありました。
まあでも・・・。もういいです。いいです。
いいですよ~。全然問題ない! 心広いから。
わざわざ返品なんて面倒ですよ。
自分で翻訳しました。
Aukru デジタルpH計マニュアル をご覧ください。
それで気付いたのですが、
マニュアルの最後に、”If you have done all steps as the manual. the meter still does not work, please contact us asap.”
”このマニュアルのすべての手順を完了しても、メーターが動作しない場合は、速やかにご連絡ください。”
ってあるのに、連絡先がどこにも書いてない。
販売元の、GlobalTech-JPへ直接連絡してくれって意味なのかな。
使えるだけで大儲けと、思わせるテクニックか。
キャリブレーションを始める前に、私の気持ちは、既に、完全に開き直っていました。
ダメモト、ダメモト。
使えるだけで大儲け、と思わせてしまう。
うまいなあ。
ん?そうか。なるほど。
購入者が、「私、こんな目に遭いました。」と、
誰かに話してもらうこと、拡散すること、炎上することが、
狙いなんですね。。。
素晴らしい。
作業手順
それでは、実務編に入ります。
Youtubeへ掲載した、キャリブレーションの作業手順を、ご覧ください。
ちゃんと使えるようになりました。